台湾旅 その1 セントレア→台北桃園空港 

カテゴリ:台湾旅


前回の記事が完結していませんが、また新シリーズです

完結していないものに関してはなるべく早く仕上げます。
ただ今回の記事のような分量だと作成に結構時間がかかるんですよね。なので、とりあえずは1週間に1記事を目標にしたいと思います




今回は先々週に行った台湾を記事にしていきます

趣味で良く読んでいる紀行物のような文章が書きたくて、今回の記事では文体を変えてみました。
冷静に考えて、ブログで文章が多いと読みづらいことこの上ないのですが、まぁ新たなチャレンジと言うことで…




台湾旅1日目前夜

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(セントレア 名鉄駅前)

今回のスタート地点はセントレア。台湾へは夜行便で飛ぶため、空港到着は20時半とかなり遅めのスタートとなる。


まずはWi-Fi端末を借りるために名駅横のカウンターへ向かう。

今回の旅での通信手段としては、日本からグローバルWIFIを借りることにした。
実はそろそろ「SIMフリー端末を持参し、現地でSIMを購入」という方法を取ってみたいのだが、あいにくサクサク動いてくれるSIMフリー端末が手元にない。
もちろん他にもいくつか事業者があるのだけど、値段に大差はないので、いつも使っている会社に今回もお世話になる

ところで旅の前に、海外旅行でのWi-Fiについて色々調べていると、Wi-Fi端末の予約は公式サイトから行うのではなく、価格.comのサイト(http://kakaku.com/mobile_data/world-wifi/)を通じて行うほうがグッと安く済ませられた
5日のレンタルで、公式だと6000~7000円ほどかかるのが、価格.comを通すと3000円ほどと半額以下に抑えられるので是非オススメしたい。



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(上:国際線出発便案内   下:ここまで利用したミュースカイの車内の様子)

この旅の台湾までの往復にはジェットスターを利用する。
セントレアは24時間営業の空港ではないので、出国案内をみるとどうやら、僕の乗るジェットスターがこの日の国際線最終便となるらしい。なるほど、セントレアまで乗ってきたミュースカイがガラガラなのも当然なわけだ。



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(ジェットスターのチェックインカウンター)

最終便の利用とあって、国際線出発エリアではジェットスターのカウンターだけ長蛇の列ができていた。

もちろん並ぶわけだが、普通の航空会社よりも何だか列の進み具合遅いような…。
それもそのはずで、先に並んでいる人を見ていると、どうも荷物の入れ替えに時間がかかっている模様。

というのもジェットスターのようなLCCは、手荷物を預ける際にも重量に合わせたお金が発生するシステムになっている。そして事前に申告した重量を越えた荷物を持って行くと、追加料金が発生してしまうのだ。

受託手荷物にお金が発生するなら機内に全部持ち込めばいいじゃないという話なのだが、機内持ち込みの荷物量も制限はあり、そう美味しくはいかない。

ただし一定量までは持ち込みができるので、受託手荷物との間で上手く調整すると多少は安く抑えることが可能だ。
そして上手く調整できなかった人たちが、待機列を詰まらせると…



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(国際線の他のカウンター)

時間はかかったもののチェックインを無事に済ませて出発まで時間をつぶす。
先述の通り、ジェットスターのカウンター以外は既に営業を終えていてガランとしているが、こういう夜の空港も普段見ることができないので新鮮で楽しい。



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(出国ゲート上の出発案内)

しかし、時間つぶしとは言ったもののショップは軒並み閉まっているので、さっさと出国ゲートをくぐることにした。



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(制限エリア内)

保安検査と出国検査を受けて出国ゲートに出る。旅に出る度にいつも言っているが、この出国ゲートを抜ける時が、僕の旅における一番好きな瞬間だ。
出た瞬間に広がる搭乗待合の景色であったり、免税店から漂うコスメの香り、「ピン↑ポン↓パン↑ポン↑↑」というチャイムから流れる航空会社のアナウンス。これらを五感で感じることで、気持ちが昂るのだ。



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(上:搭乗口待合   下:駐機場の様子)

出国ゲートをくぐっても、ほとんどのショップは店じまいを終えており、また出発便もほとんどなく、エリア内はガランとしている。
結局、搭乗口のベンチでスマホをいじることで時間を潰していたが、間もなく搭乗開始の時刻になった。

往路便では飛行機まではバスにて移動とのことで、何ともLCCらしい。
機材までバス移動というのは確かに面倒くさいが、駐機場に立って写真を撮れる良さもあるので、個人的には嬉しかったりする。



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(今回の旅のお供)

着席して間もなくドアが閉まり、機体は離陸の準備へ。
安全設備の案内はCAが実演、フード・ドリンクは有料販売のみというのもLCCならではである。


フライト時間が3時間なので、飛行中は起きているつもりだった。
というのも前日まで旅の事に目を向ける余裕がなく、宿泊先と海外保険、モバイルWi-Fiの手続きだけはしたものの、具体的な旅行プランなど何も考えていなかった。なので、この機内でガイドブック片手に台湾の予習をしなければならなかったのだ。

離陸して先ずは台湾での入国審査に必要な書類(1枚)を記入する。そして、その後はガイドブックを熟読するつもりだった。
しかしフード・ドリンク・免税品の販売が1時間ほどで終わると、短時間フライトにも関わらず機内は消灯。すっかり仮眠モードになってしまう。
もちろん読書灯があったのだが、隣の人に気を使えば点けるという気にはなれず、結局自分も仮眠をとることになった。



ちなみに上の写真が消灯後の実際の明るさで、下は同じシチュエーションを感度をマックスにして撮影したものである。
ガイドブックはいつものように「地球の歩き方」を、そして軽い読み物として吉田友和氏の著書も1冊持参してきた。

ガイドブックに「地球の歩き方」を選んだのには特別理由はない。ただ台北だけであれば海外旅行の定番なだけあって、数多くのガイドブックが出版されている一方、他の都市も扱うものとなれば種類が限られる。一部では「地球の迷い方」などと揶揄されてるようだけれど、個人的にはなんだかんだ一番安定している気がする。まぁガイドブックについて色々語るほど多く海外には飛んでいないが。

吉田氏は旅行作家で、これまで海外物を中心に数多くの旅行記を執筆されており、紀行物では大好きな作家さんの一人である。



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(桃園空港駐機場)

やはり3時間のフライトはあっという間で、無事に桃園空港に到着した。

今さらであるが、写真でもわかる通り往路便はまさかの窓側だった。有料の座席指定をしていなかったので三列真ん中を覚悟していたところの思いがけない幸運である。
長時間フライトだと窓側はゴメン被りたいが、短時間なら出発・到着の景色をカメラに収められるから大歓迎だ。


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(桃園空港 制限エリア内)

桃園空港の第一ターミナルは2013年に改装されたそう。そういえば先述の吉田氏の著書(2012年出版)を読んでいたら、桃園空港は改装中と書いてあったなぁと思いだす。

写真は搭乗口を降りてイミグレーションへ向かう途中の様子で、特徴的な白い天井が床面に鏡のように映しだされる光景はとても美しく、つい立ち止まってシャッターを切ってしまう。



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(税関検査そばの両替所)

入国審査は情報を記入したカードを渡し、両手人差し指の指紋を取るだけという割と簡素なものだった。
次の税関審査は、申告するものがなければスタッフとのやり取りもなく、簡単に通過することができた。

そして、ここで一番重要なことである両替を行う。場所は税関審査を抜けたところにあった臺灣(台湾)銀行のカウンター。
深夜便だったので営業時間が気になっていたが、飛行機が離着陸している時間は常に開いているそうで難なく両替できた。

海外旅行に行くと少し悩むのが「どこで両替をするか?」という問題なのだが、調べてみると空港で両替するのが良いらしい。
実際に後ほど台北市内の適当な銀行で追加両替をする機会があり、そこでは空港よりもレートが悪かったのは事実である。



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(入国ゲート出口)

というわけで無事に台湾へ入国。
(ほんとうに漢字ばっかりなんだなと、ここでも何でもないインフォメーションの看板についついカメラを向けてしまった。)


(続く)

台湾旅 その2 桃園空港→台北車站(台北駅)→高雄車站(高雄駅) 

カテゴリ:台湾旅


旅1日目

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桃園空港に到着したものの、時刻は深夜12時である。

到着がこの時間になることはもちろん把握済みなのだが、この深夜の時間の潰し方は少し問題となっていた。
さすがに宿を取るには勿体無い気がするし、空港で朝まで時間を潰すのも微妙である。

というわけで、ここに関しては事前に色々調べて良い案がないか模索していた。そしてある妙案を思いついたのだが、のちのち説明することにしよう。



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とりあえず空港で時間を潰すという選択肢は取らず、バスで台北車站(台北駅)へ向かう。
ちなみに台北に向かう手段としては、他に今年(2017年)の春に完成した桃園捷運機場線という地下鉄もあるのだが、こちらは終電が23時前で既に営業が終了してしまっている。
もっとも値段はバスの方が安いし、台北駅までの所要時間も大差ないので、地下鉄は沿線民向けのように感じる。


案内板の示すとおりに進むとすぐにバス乗り場にたどり着き、適当なカウンターで台北駅までの切符を買う
利用するのは國光客運というバス会社。日本語読みをすれば國光バス、英語読みだとKing-Busで、台湾で一番メジャーな会社らしい。

台北駅までは125元。500円弱といったところか。
この時のレートは1元=3.9円ほどだったから、個人的な円換算方法としては「台湾元を4倍したものから気持ち減らしたものが日本円」としていた。(文章で書くと伝わりにくいが…)



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買う際に乗り場を聞くと、ざっくりとした方向を指しつつ「ナンバー5!」と威勢よく教えてくれた。その指さす方へ向かうと、すでに小さな列ができていたのですぐにわかった。

その「ナンバー5!」でしばらくバスを待っていると、後ろに並んでいた同年代っぽい男性から「Are you Japanese?」と声をかけられる。
つい「Yes,I...」って答えそうになるが、相手が日本人なら日本語で通じるじゃないか!と気づいてあわてて日本語で返した。
相手はもちろん日本人で、どうやらチケットを買ったもののバスの乗り場がイマイチわかっていなかったらしい。「ここですよ」と教えてあげたが、この質問をきっかけにその彼と少し話す機会ができる。



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(上は台北駅にて撮影)

その前にバスが来たので、スーツケースを荷台に詰めてもらい乗車する。着席している間は大きな荷物を抱えなくてよいのも、バスが地下鉄に勝る点と言えるだろう。

台北駅までは40分ほどだったか、車内では先ほどの彼と色々雑談をしていた。
話を聞くと、学生をしていて初めての一人海外だそうだ。
「前に家族で台湾に来たことがあるけど、一人は初めてだから色々と不安です」という話をされ、自分もニュージーランドに行った時はそんなんだったなぁと懐かしみつつ、「台湾はかなり治安良いって聞くから、スリにさえ注意すれば大丈夫だよ」などと先輩風を吹かして励ます(笑)
その彼も一人でなければいくつか海外に行ったことがあるらしく、到着まで海外談義に花を咲かせた。


海外紀行本を読んでると、どの作品でも現地で日本人と話すことがあったりして「みなさんコミュ力高いなぁ(苦笑)」などと思っていたのだけれど、まさか自分がそういう機会に当たるとは思いもしなかったなぁ。旅の最初から貴重な経験をさせて貰うことになりました。



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台北駅前に到着したのは深夜1時半。台鉄の駅舎もさすがに閉まっている。

先ほどの彼とはここでお別れ。しばらくは台北に滞在するそうだが、彼もやはり、まず夕方のチェックインの時間までどうやって時間を潰そうかが問題らしい。頑張れ!
ちなみに彼は台北で特にやることを決めてないと言う。自分も似たようなものだったので、「明日の晩にでも士林夜市に行きません?」と誘ってみたら快諾してくれた。こうして、明晩の予定が思いがけず埋まることとなった。



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さて、自分も行動に移そう。

先ほど述べた妙案であるが、説明してしまうと、ずばり深夜の時間を使って他の都市へ移動してしまおうというものである。

今回の滞在日数は丸々4日あるので、台北以外に1つくらい別の都市に行くことは可能だなと思っていた。そしてその行先を台湾南部の高雄という都市にした。
高雄の隣の都市である台南でも良かったが、高雄は台北に次いで2番目に大きい街だと聞けば、何となく順番に訪れたくなる。なので高雄を選んだのである。

高雄までの深夜移動について事前に調べていると、鉄道はさすがに走っていない一方、都市間バスは深夜でも沢山走っているそう。また一部のバス会社では、日本の高速バスとは比べ物にならないほど座席が豪華だと聞く。ならばその豪華とやらバスに一度乗ってみようじゃないか。


というわけでバスターミナルを目指す。
エアポートバスを降りた場所から一番最初に目に入ったのは、白く光り輝く國光バスのバスターミナルだった。「都市間バスのターミナルにしては小さいし、さすがに違うだろうなぁ」と思いつつも、中のスタッフに高雄行バスの乗り場を聞くと、北側の道を渡った建物だと教えてくれた。



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目的のターミナルは、さきほどの國光バスのターミナルを出た向かいにあった。
ちなみに先ほどのターミナルは桃園空港や基隆といった台北近郊の都市へ向かうバス専用の乗り場のようだった。



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ターミナルは1階がチケット売り場、2~4階がバスの乗車フロアとなっている。
チケット売り場では、さきほど空港から利用した國光バスをはじめ、様々なバス会社のカウンターが並ぶ。事前に下調べをしなければ、会社選びに間違いなく迷うことになるだろう。



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僕はすでに決めており、チケットをすんなり購入することができた。

まぁすんなり購入できたと言っても、売り場のスタッフさんの手際が良かったのも一因ではあった。「to Kaohsiung adult 1」とだけ伝えると、すぐに手元のメモ用紙にバス発車時刻と値段を書き示してくれる仕事の速さには感心せざるを得ない。

Kaohsiung(カオシュン)は「高雄」の現地の言葉での発音。「高雄」などと書かれれば「たかお」と読みたくなるが、台湾で日本語読みをしても絶対に伝わらない。
中国語を話せずとも、英語が多少話せれば旅するには困らないのだが、英語で会話するにしても都市名などの固有名詞の発音は覚えておいたほうがいいように感じた。



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(アロハバス乗り場。5年も前のデジカメを使っているので、光の調節が難しい…)

今回高雄まで使うことにしたのは阿羅哈客運(阿羅哈バス)という会社。
読み方はアロハバス。阿羅哈は、おそらく英語の当て字なのだろう。

前もって調べてみると、例の豪華な座席を提供してくれるバスと言うのが、この阿羅哈バスと和欣客運(和欣バス)という。
どちらでも良かったが、アロハバスという響きが何となく気に入った。というのも昨年にハワイを旅したこともあって、そのハワイに思いを寄せて乗ってみたいなと思ったのである。(ハワイ旅の記事に関しては絶賛先延ばし中)



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出発までは30分ほど時間があったので、1階フロアで営業していたコンビニに立ち寄る。
この「Hi-Life」というコンビニはこの先旅をしていると台北中心に多く見かけたから、ファミリーマート、セブンイレブンとならんで台湾で有名なコンビニチェーンの一つなのだろう。

夜食と言いたいところだが、実は日本を発つ前に、セントレアのコンビニでパンやおにぎりと言った食料を少し買い込んでしまっていた。
現地で食料を調達できなければ朝まで何も食べれないリスクを避けての行動であったが、台湾のコンビニは日本と同じく多くの店舗で24時間営業となっていて、何も心配することはなかったみたいだ。

ただせっかくなので500mlの紅茶ストレートだけ1本購入。25元(100円弱)と日本のコンビニより安い。
増えてきた小銭を減らそうと小銭で支払いをするが、まだ台湾の硬貨に慣れずに時間がかかってしまった。早いうちに慣れないとなぁ。
ちなみに買った紅茶を飲むとめちゃくちゃ甘かった。ただでさえ歯磨きができずスッキリしない口に甘ったるい紅茶を流し込む気にはなれず、数口飲むとカバンの奥底へと沈んでいった。



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同じく1階フロアにある発車案内を見ていると、深夜にも関わらず凄い数のバスが発車することがわかる。それも同じ行先に向かうバスが40分に3本も存在しているのだ。こんな状態で経営が成り立つのだろうか…。

深夜なのに沢山バスを走らせていて、それなのに値段はかなり安いとなると、台湾のバス業界はブラッ... あまり深く考えるのはよしておこう。



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バスの時間が近づいてきたので4階乗り場へ向かう

深夜だからだろうかエスカレーターは運転停止、エレベーターも1基のみが動いているだけで、上にあがるのに少々手間取ってしまった。後から知ったことだが、エスカレーターは止まっていても階段代わりに使用して良かったようだ。もっとも大きな荷物を担いでるのでどのみち利用はしないが。



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(アロハバス外観 参考:http://www.aloha168.com.tw/)

発車の5分前になってバスが到着。

乗り場の待合には他に2人の客が待っていたので、「彼らが動き出せば動こう」などと思っていたが、どうも動く気配がない。乗り場前のカウンターにスタッフが立っているものの、アナウンスをする雰囲気でもなさそうだった。

(もしや、このまま待っていたら発車してしまうのでは…?)

発車2分前になって、スタッフにチケットを見せながら「もう乗っていいのか?」と聞けば、「乗っていいよ」という。危ない、本当に発車されるところだった…


ちなみに、バスの画像を公式からの流用したのは、写真を撮り逃したからである…
撮り忘れではなく、そもそもタイミングがなかった。台北のバスターミナルは撮影に不向きの構造をしていて、高雄では降りた瞬間に回送のため発車してしまったのだ。



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何はともあれ無事に乗車することができた。

そして乗車して座席を見るなり、その豪華さに思わず頬がゆるんでしまった。



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ほんとうにニヤニヤが止まらない。
大きな革のソファーシートが左右一列ずつに並び、前後の間隔ももったいなさすぎるほど広く取られている。数えてみるとシート数はわずか15席で、新幹線のグリーン席、いやグランクラスですら霞んでしまうほどの豪華な空間になっている。

運賃は640元(2500円ほど)だった。日本と比べるとお得レベルの話ではなく、もはや激安である。
ちなみに普通の4列シート(たまに3列もあるらしい)を提供している國光バスは同区間で200元(800円)ほど安いらしいが、800円の差なら絶対にこちらを選ぶべきだと思う。



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発車間際の乗車でバスはすぐに走り始めたが、至れり尽くせりの設備のチェックに忙しい。

まず目に入ったのは通路側の大きな肘掛の先には4つのボタンである。
リクライニング(腰・脚)のための2種類の上下ボタンと、緑色の読書灯スイッチ、赤色は…乗務員呼び出しなのかな…?バスを止めることになってもまずいので、押すのは自重した。



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窓側にはカップのミネラルウォーターとおしぼり、お煎餅のサービスが。
これだけ豪華なのに敢えて言わせてもらうと、ミネラルウォーターはキリッと冷えたものが良かったなぁ。例えば乗車時にスタッフが手渡しで配ってくれるとかだったらなお嬉しいのだが、さすがに欲張り過ぎか。



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窓側の肘掛の下にはコンセントも完備。
モバイルバッテリーは持参してきたが、コンセントがあるのなら有り難く使わせてもらおう。台湾は日本以上にスマホが普及しているらしく、路線バスの車内にも充電用のコンセントかUSBポートがあるそうだ。実際に、空港から台北駅まで乗った國光バスの車内でも各座席にUSBポートが備え付けられていた。



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他には各座席にモニターも設置されていた。
アロハバスの案内やテレビの視聴などが可能だったが、もちろん言葉がわからない為、少し弄るだけで終わってしまった。

余談だが、このトップ画面の女性が日本のある女優に似ているような気がするが、名前がどうしても思い出せない



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さて、バスは高雄に向けて出発したわけだが、この便は直行便ではない。
具体的には台北→林口→桃園→台中→岡山→楠梓→高雄と停車していく。
こう書き並べると結構止まるように思えるが、林口と桃園は台北郊外、岡山と楠梓は高雄郊外であるから実質台中に寄るだけのようなものである。

時間も時間なのだろう、台中で数人の乗り降りがあったものの、客は常時3人程度であった。そして始発の台北駅から高雄駅まで乗りっぱなしだったのは自分一人のみだった。



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夜間はまともに写真が撮れないので、高雄市内に入るまですっ飛ばす。

バス車内ではさすがに寝ようとしていた。この日のチェックインが最速15時で、それまで活動する体力を回復させたかったからだ。
しかし睡眠は十分摂れたという感じではなく、気持ち回復したという程度だった。大きなソファーシートに角度十分のリクライニングだったから、日本の夜行バスに比べるとはるかに環境は良いのだが、やはり真横にならないと寝られない体らしい。



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台北を出て4時間半ほどで終点の高雄に到着。


(次回、高雄の観光開始。続く)

台湾旅 その3 高雄観光(興隆居、左營站、蓮池潭など) 

カテゴリ:台湾旅


旅1日目

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朝7時に高雄に到着。
バスを降りて荷物を受け取ると、バスはすぐに回送として発車してしまい、シャッターチャンスを逃してしまったことは前回述べた。

観光の前に、まずは滞在先に荷物だけ預けておきたい。
滞在先までどうやって向かおうと考えていると、バス降り場にタクシーが待っていて「乗らないか?」と声をかけてくる。(もちろん現地の言葉なので意味は全くわからないけれど、こういう場面では何言っているかが何となくわかってしまう)

宿の場所を事前に調べると、地下鉄から行けなくもないものの、最寄駅から10分ほど歩かないといけないらしい。
台湾のタクシーの相場は調べてなかったけれども、日本よりはさすがに安いだろう。何より重い荷物を担いでいるので、ここは大人しくタクシーを利用することにした。



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高雄駅前から10分ほどで宿に到着。

ここに到着するまでの話だが、今回乗ったタクシーの運転手さんは英語がイマイチ伝わらない方なのか、ホテルの位置を伝えるのに少し苦労した。最初はホテル名を伝えるが、発音が下手なのか上手く伝わらない。そこでグーグルマップで位置を見せることでようやく伝わったのである。
今振り返れば、タクシードライバーさんも高雄の道路のプロのはずであるから、大人しく漢字表記のホテル名を見せればスムーズだったのかもしれない。

「運賃は90元(360円ほど)だ」と伝えて、ドライバーは先に荷物を降ろすために車外へ出る。スーツケースを受け取る際に100元札を渡すと「ありがとね~」と言ってタクシーはそのまま行ってしまった。あれ、お釣り…
まぁ10元程度ならチップと思えば良いか。40円程度を取り戻すのにごちゃごちゃ言うのもスマートではない。



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今回お世話になるのは「瑞谷大飯店」という安宿。紹介はまたのちほど。

英語でやり取りしないとなと張り切っていたら、フロントにいたオーナーさんっぽい女性は簡単な日本語が話せる方だったので、思わず肩すかしを食らってしまう。

改めてチェックインの時間を確認すると、やはり15時からとのこと。アーリーチェックインはないかと聞いてみると、100元追加で1時間早く部屋を用意してくれるそうだ。
ただ1時間じゃさすがに大差ないと思い、大人しく15時まで待つことにした。



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というわけでチェックインまで高雄の街の散策に繰り出す。まずは地下鉄のICカードを手に入れるためコンビニへ立ち寄る。

目当てのICカードはデポジットとして100元かかるものの、地下鉄の運賃が2割ほど安くなるほか、コンビニの支払いでも使用できるなど何かと便利らしい。そもそも毎回切符を買うのも面倒なので、是非手に入れておきたい。
なぜかガイドブックにはコンビニで買えると書いてあるので、宿最寄りのファミリーマートへやってきたのであるが、残念ながら品切れと言われてしまった。

気を取り直して今度はセブンイレブンに向かうが、そこでは英語がロクに通じず、買えたと思ったらテレホンカードだったというマンガみたいなことをやらかしてしまう…。


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このままでは埒があかないので、最寄り駅の文化中心站に行ってみたら、そこで普通にICカードを入手することができた。まさかすぎるオチである。
「これだから『地球の歩き方』は『地球の迷い方』なんだよ!」って、「地球の歩き方」を読み返したら、「地下鉄駅でも買える」と普通に記載されており、完全に自分のミスということに嫌気がさした(苦笑)
まぁ普通に考えれば地下鉄駅で地下鉄のICカードが買えて当たり前なのだが、この時はなぜか頭が回っていなかった。睡眠不足のせいだろうか…



せっかくなので台湾の交通系ICカードについて、少し説明をすると

台湾の交通系ICカードには大きく2種類ある。

・北部(台北)で普及している悠遊卡(ヨウヨウカー、EasyCard)
・南部(高雄)で普及している一卡通(イーカートン、iPASS)


どちらも利用範囲に差はなく、台北・高雄の地下鉄や台鉄、各都市のバス、コンビニなど様々な場所で使うことができる。
ただし買うとなると、基本的には台北→悠遊卡、高雄→一卡通となるそうだ。




ここまで買うのに手こずったのも、高雄にいるのにずっと悠遊卡を探し求めていたからであることにようやく気付いた。言うなれば、大阪にいるのにSuicaを買おうとしているようなものだった。



何はともあれ一卡通を購入し、まずは100元だけチャージをしてもらう。
こう書くと凄く小物の発想だが、台湾旅行にくる日本人の多くは台北で悠遊卡を手にすることを考えると、高雄で一卡通を買えたことに謎の優越感みたいなものを覚えてしまう。



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改札をくぐりホームで列車を待っていると、ある構内ポスターが目に入って思わず2度見してしまった



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そのポスターとは、アニメ画の女の子が地下鉄の乗車マナーを啓発しているものだった。そしてどうやら、この子たちは高雄地下鉄の公式キャラクターらしい。

最近はアニメを見る機会が減ってきたとはいえ、このようなコンテンツは大好物である。調べてみると、美麗島という駅の地下鉄グッズ売り場に彼女たちのグッズが売られているそうだ。これは是非行ってみたい。


ちなみに音で聞いてもわからない台湾語だが、読めば何を言っているかがすぐわかる。左は「車内での飲食は禁止」、右は「駆け込み乗車禁止」といったところか。
高雄の地下鉄では飲食厳禁で、違反した場合はポスターの通り罰金が科される。もちろんペットボトルのお茶や水を少し口に含むこともNGであり、日本と同じ感覚で乗っていると、それくらいは無意識にやりそうだから注意しなければいけない。



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地下鉄橘線(Orange Line)で3駅となりの市議会站までやってきた。
ここの近くに朝ご飯を食べられるお店があると聞いたからである。



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徒歩3分で目的のお店「興隆居」に到着。ガイドブックには湯包(小さな肉まん)が有名なお店と書かれてあった。


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さすがガイドブックにも載っている人気店で、列形成までは至らないが、多くの客でにぎわっていた。

注文の仕方としては、まず軒先で湯包を2つ貰って、奥で豆漿(豆乳)を選んでお会計という流れだった。もちろん持ち帰りもできて、これから出勤の人だろうか、持ち帰る人もたくさん見受けられる。

購入を済ませ混雑している店内で席を探していると、近くの席のおっちゃんから「ここに座りな」と向こうから相席を勧めてきてくれた。



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というわけで、この旅最初の台湾グルメにがぶりつく。湯包は1個16元(約60円)、豆漿は15元(約60円)。
中の餡は火傷することがなく適度にアツアツで、肉汁がたっぷり。豆漿は、ほんのり甘い紅茶風味で、朝から蒸し暑いこの時期だとゴクゴクいってしまう。
日本だと、少なくともこの価格帯ではまず味わえないだろう味に、初っ端から満足である。


ところで、湯包を日本と同じ感覚で手を使って食べていると、肉汁があふれて手がすっかり汚れてしまった。
そんな食べ方に苦戦している僕を見てか、先ほどの相席のおっちゃんが「(外皮の)口をしぼめるようにして、先にチュウチュウと肉汁を吸うんだよ」とジェスチャーで教えてくれた。台湾の人は本当に親切である。

ただ最終的にはその食べ方もまだしっくり来ず、他の客が箸を使っているのを見て自分も箸を使ったら、これが一番食べやすかったというオチは、おっちゃんの為にも書かない方が良いだろうか。(と言いつつ書いてる)



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朝ご飯を済ませて、再び地下鉄へ。北部の左榮周辺が見どころの多い地域と聞き、紅線の左榮までやってきた。

地上に出ると、立派な駅舎が目に飛び込んできた。駅舎というよりも駅ビルと表現する方が的確かもしれない。
それもそのはずで、ここ左榮は高鐵(台湾新幹線)の終着駅となっている。高雄駅まで乗り入れていないところは、大阪駅・新大阪駅の関係と似た印象を受ける。

ここから駅の西側に位置する蓮池潭という湖を目指し街歩きを開始する。



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9月ももうすぐ終わろうとしていて、日本だと朝晩が少し寒く感じる頃であるけれども、さすが台湾はまだまだ南国の暑さである。
気温こそ30度に達するかどうかと言ったところだが、とにかく湿気がすごく、汗かきの自分はただ歩いているだけで汗が止まらなくなってしまう。



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地図を確認せず歩き始めたため少し遠回りになってしまったが、代わりに台鐵を跨線橋で越えるルートを通る機会ができた。
どこか日本と似た雰囲気を感じる景色だけれど、右側車線であったり漢字表記を見るとやはり外国なんだなぁと感じる。



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駅を出て20分ほどで蓮池潭に到着。とりあえずの目標は写真中央の2つの塔が並ぶエリアのため、ここからもう少し歩くことになる



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湖のほとりは遊歩道になっていてランニングをする地元民を多く見かけた。調べてみるとこの蓮池潭は1周3~4kmほどなので、確かに丁度良さそうな距離だ。

南国特有のバニヤンツリ―に囲まれた遊歩道を抜けると目的地の龍虎塔に到着。
駅から徒歩30分。普段ならほど良い運動になるのだが、徹夜明けとこの蒸し暑さでは流石に体にこたえてしまった。

(続く)